板橋区の花ニリンソウ見ごろに
*東京都板橋区の花「ニリンソウ」が4月上旬に見ごろをむかえました。首都高速5号線をはさんで高島平と隣接する都立赤塚公園大門地区崖線沿いに咲くニリンソウが200メートルにわたって見られる自生地は都内最大です。
*1本の茎に15㎝くらいの2本の柄が伸び白い花を咲かせるキンポウゲ科の山野草がニリンソウです。かつて区内のいたる所で見られましたが宅地化が進み絶滅の危機に直面。保存を求める運動が続けられ1980年に区の花に選定され、長年にわたりボランティアのみなさんが大切に保全しています。
*首都高と都道を絶え間なく走る自動車の騒音と不釣り合いのように北向きの雑木林には、白い花がじゅうたんの様に一面ひろがります。差し込む日差しに可憐な姿を輝かせて訪れる人を楽しませます。耳を傾けると野鳥のにぎやかな鳴き声が響き、武蔵野台地最北端の貴重なサンクチュアリを実感できます。
*いたばし観光キャラクターとして2008年に誕生した「りんりんちゃん」はニリンソウをイメージした妖精です。コミュニティーバスの愛称や年賀状のイラスト素材に登場したり、区広報のアイキャッチに活躍中です。
*例年開催されてきた観察会や散策ツアーなど多彩なイベントは、昨年からの新型コロナ感染の予防のため中止になりました。
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